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Summer Santa Claus
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  2000年 8月のゆんちゃんみなちゃん
ゆんちゃん13才 みなちゃん9才
 
  愛しのグレープフルーツちゃん
   

 

みなちゃんはひとつのことに夢中になると、そのことだけで、頭がいっぱいになっちゃいます。今夢中になっているのが、グレープフルーツ!
半分に切ったグレープフルーツを、スプーンですくって、おツユをチュッ。そんなシーンをテレビで見てから、始まっちゃいました。『ママ、グレープフルーツ半分に切ってちょうだい!攻撃』
朝夕はもちろん、目が合えばグレープフルーツ!体にいいし、大いに結構なんだけど、顔合わせれば、『グレープフルーツ!』これは、もう、立派な攻撃です。
  学校から帰ってきたみなちゃんは…、ほら!やっぱり冷蔵庫に直行しましたよ。お宝を抱えてきて今日は…、
「自分で切っていい?」と、聞きにきました。
どうぞ、お好きに、とほっておいたら、
「ぎゃっ!!」台所から叫び声。
びっくりして飛んでいったら、・・・あーあ、やっちゃいました。愛しのグレープフルーツちゃんは、おヘソを中心に縦に半分コ。
「ママ、このグレープフルーツ変」
いえいえ、ヘンなのは、みなちゃんの切り方でした。
さて、ひとつ、かしこくなったみなちゃんは、次の日また得意げに、
「グレープフルーツ切っていい?」と、聞いてきました。
そこに、半分ちょうだい、とゆんちゃんがやってくると、
「いいよ、ちっちゃい方ね」と、かわいいお返事。
  でもね、二つのお皿にのせて、運ばれてきたグレープフルーツ、昔食べたメロン型容器に入ったシャーベットを思い出します。ひとつは本体。もう、片方はフタ!
さて、かわいいみなちゃんは、どっちをおねえちゃんにあげるのでしょ?