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Summer Santa Claus
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  2000年 11月のゆんちゃんみなちゃん
ゆんちゃん13才 みなちゃん10才
 
  母たるもの
   

 朝起きてくるゆんちゃんが、日増しにわたしの目線に迫ってきたような気がします。そういえば、最近はアドバイスすることはあっても、怒らなくちゃいけないことが、ほとんどなくなったかも。
  娘に背を追い越される日、というのは、どんな気分なのでしょうね。
  さて、みなちゃんも日ごと大きくなって・・・、でも、みなちゃんに背を追い越されると思うと・・・、ブルブルブル!まだ、いけません。みなちゃんには、まだまだ教えなきゃならないことが山ほどあります。
  このところ、かわいかわいいみなちゃんと、毎日毎日、戦っています。ああ言えば、こう言うし、こう言っても、お返事がない!お返事がないから、また怒る!子どもは叱っても、怒っちゃだめなのよ、なーんてことばはみなちゃんには通じません。
  わたしは親であることを忘れ、おとなであることを忘れ、女であることを忘れ、ひたすら戦ってしまうのだあ!
つい先日も、あんまりわからんチンを言い続けるみなちゃんに、
「みなちゃんがよく考えるまで、ママはお話できません!」
スックと立って、みなちゃんが何わめいても構わずに、背中向けて、黙々と洗い物し続けました。すると、背中越しにみなちゃんが何かしている気配。
みなちゃんが部屋に戻ったあとで、こっそりと見ると、カレンダーの今日の日付に赤いマジックで、『ママがみなの声をきけなくなった日』と、大きく書いてあるじゃありませんか。
  なんて切ないことば!わたしは、ヨロリとみなちゃんに寄り添って、ごめんね、みなちゃん、かあさんが悪かった・・・と、言いそうになりましたが、・・・いや!違う。
これは、みなちゃんの『悲しい心の叫び!』じゃあなくって、『わたしにかまって作戦』です。おっと、危うくひっかかるところだったぜ。みなちゃんに屈しちゃあいけない。断固、頑固に母を貫き、みなちゃんと戦うのだぁ!
いつか、みなちゃの背が伸びて上から、なに!ママ、と見下ろされる日がくるまで、体当たりで子育てしよう!と再び炎燃やしたわたくしです。