洗濯物をたたんでいて、ハタと気がつきました。
『あれ？今度の学校って給食フキン使わないんだっけ！？』
二学期も終わろうという今ごろになって、気づく母も母なんですが、（９月から転校しました）この数ヶ月給食フキンをたたんだ記憶がない。今度の学校では、お箸も持っていかなくていいので、ついウッカリしてました。
「みなちゃん、みなちゃん、給食フキンってさあ・・・」と、言っただけで、
「ごめんなさい！」
何かと思えば、引き出しから、出てくる出てくる・・・丸まったフキンフキンフキン・・・。な、なんとみなちゃんは、ありったけの給食フキンを使い果たし、その後は、きれいそうな三枚ほどを、洗わずたたみなおし、ローテーションして持っていっていたというのです。
「だって、汚れてないよ」
見えなくても汚れてるの！！まったくもう。
「お風呂に入るときに、お洗濯に出そうと思ってたんだよ」
だからぁ、どうして、なんでも先送りにするの？
みなちゃんの体に収まっている『みなちゃん時計』は、どうも後回しに
後回しにことを運ぼうとするクセがあります。寝る時間から逆算して、ギリギリに宿題やったりね。・・・ここまでに、間に合えばいいさ、という『みなちゃん時計』です。これ、とっても悪いクセ！わたしは、いつも、この時計のネジをギリギリ巻いて、正常に動くよう勤めている管理人みたいなもんです。
　 ところで、それから何日かして、わたしの体調のすぐれない日がありました。頭が重くて仕事がはかどらない。風邪かしら？でも、今日はやらなきゃいけないことがいくつかあります。うー、でも頭が痛いどうしよ。ぶつぶつ言っていたら、みなちゃんがやってきました。
「ママ、どうしても今日やんなきゃいけないことは何と何なの。それだけやって、早く寝なさい」
痛い頭で考えたら、どうしても今日中にやらなきゃいけないことが、悲しいかな、みつかりませんでした。そんで、風邪薬飲んで寝ちゃいました。
『みなちゃん時計』が、頭の中でコチコチ音をたてています。