ゆんちゃんが14才になりました。身長もお色気も、まだまだわたしには及びませんが、でも14才といえばちょっとしたお年頃。母もドキドキしちゃいます。
そのゆんちゃん、夏休みに入って、プールに映画、お祭りと、計画は山のよう。それなのに、おこづかいが千円しかなーい!と、大騒ぎです。
『お金は労働をもって獲得するべし!』の、母のスローガンにのっとって、仕事ない?仕事ない?と、わたしにまとわりついています。台所の換気扇そうじ300円、リビングと台所の窓ガラス拭き500円、ぐちゃぐちゃの台所の引き出し掃除300円、・・・わたしが提案するとバナナの叩き売りよろしくその仕事買った!と、ひきうけます。部活に勉強(?)の合間をぬって、夜中に換気扇掃除をしたり、炎天下の中、汗だくになって大きな窓を拭いている姿には、ついつい頭が下がってしまいます。
さて、こちらはみなちゃん。みなちゃんは内緒でしたお買い物がばれて、おこづかいを取り上げられてしまったので、ゼロ円からの地道なスタートとなりました。
下駄箱の掃除と靴磨き300円、夕ごはんのコロッケ作り200円、着実におこづかいをゲットしていきます。ところが、みなちゃんは何をやっても妙に楽しそう。
靴を磨くといえば、ラジカセを玄関において、鼻歌まじりにルンランラン。コロッケを作るといえばBGMは当たり前、ゴーグルに(玉ねぎを切るので)、三角巾、花柄エプロンでルンランラン。はた目にはなーんか楽しそうに映ってしまいます。もちろん、楽しい労働がいけないはずはありません。これも才能といえなくもないのです。
さて、今日はゆんちゃんみなちゃんは、自分で手にしたおこづかい持ってプールに行っています。母のほうは・・・、労働報酬をあげ過ぎたのか何となく懐も寂しくなって、昨日の残りごはんのおにぎりをつまんでいるというわけです。
・・・おかあさんって、つまんない。
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