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Summer Santa Claus
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  2002年 8月のゆんちゃんみなちゃん
ゆんちゃん15才 みなちゃん11才
 
  くずきりプルルン
   

 お中元にくずきりをいただきました。ワーイ、心の底からありがとう。だって、わたしがずっと食べたかったお店のくずきりなんだもん。
竹筒に入っていて、筒口の一方にアミアミがついてる。反対側の筒口のセロファンを取って、専用の「押し出し棒」で押し出せば、涼しげなくずきりがツルツルツルっとアミアミを通って出てくるんですねえ。トコロテンみたいに。ご想像いただけます?
  みんなでいただくんだから、一人で食べちゃダメだよ、とみなちゃんに言いました。
ところが、しばらくして冷蔵庫を開けると、サランラップにくるんだ竹筒が横たわっているじゃありませんか。サランラップをはずしてみると、一口くずきりに齧られた跡が。フフ、未熟者め、食べ方がわからなくてあきらめたと見える。
おいしいものは、ちゃんとおいしく見えるように、お皿に移していただきましょうと、みなちゃんにも注意を促し、みんなでくずきりをいただきました。
わたしは得意になって、ツルツルツルっと、お皿にくずきりを押し出します。
「フンフン、なるほど・・・」
みなちゃんも、齧りかけたくずきりをツルツルツルっと押し出します。
ゆんちゃんは・・・、ああ、アミアミ側のセロファンをはがすのに失敗。くずきりさんは出口がなくなってしまいました。仕方ない、つまようじで、ゆんちゃんはアミアミのひとつひとつに穴を開けています。
  おいしいものをおいしく見えるようにいただくって、結構難しい。齧りかけたみなちゃんのくずきり。けっきょく押し出せず、スプーンで輪切りにされたゆんちゃんのくずきり。
・・・やっぱり、おかあさんのくずきりが一番美しい。プルルン。