◆自然が美しい!
マックロスキーが自分の娘たちの子ども時代を描いた絵本。
おねえさんのサリーの歯が初めて抜けたときのお話。
◆毎夜二人の娘に読み聞かせ
わたしの二人の娘たちもこの絵本が大好きです。
毎晩毎晩読みました。
でもね、二人の娘は、わたしが読む文とは違ったお話を見ていたのです。
サリーの小さな妹ジェインが裸になって歩く姿…、
ベンチの下のネコをおいかけたり…、
テーブルのミルクをこぼして、ビチャビチャになった手…、
ハイチェアの下を覗き込む素振り…、
描かれているサリーとジェインの姿に声をたてて笑ったものです。
マックロスキーがこの絵本に描きたかったもうひとつのお話、
『広大な自然と愛すべき日常』を、二人はちゃんと読んでいたのです。
(2001年6月掲載)