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Summer Santa Claus
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おおきなおおきなおいも

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福音館書店
鶴巻幼稚園市村久子の教育実践による
赤羽末吉 さく・え
 

◆どんなに大きなおいも!?
『おおきな おおきな おいも』は、実際の幼稚園での取り組みが本になったものです。
「おおきなおおきなおいも」がどんなに大きいかって、赤羽末吉さんは何ページにもわたる二本の線だけで「おおきな おおきな おいも」を表現してしまいました。
ページを繰って、画面いっぱいに延びる二本の線を見る度に、子どもたちはのけぞって、
「まだ?」「まだ?」「うへー、まだあ?!!!」
「おおきな おおきな おおっきなおいも」に魅せられます。

◆無限の想像力
親子だけで読むにはなんだかもったいない。
何人もの子どもたちと一緒に「うへー」「ホゲー」と読みたい絵本です。
子どもの中にある、無限の想像力を分けてもらいましょ。

◆◆おいもほり◆◆
娘の通っていた幼稚園では、この季節になると、近所の畑に出かけてお芋掘りするのが恒例行事でした。
娘はもちろん、わたしも何日も前から楽しみにして、サツマイモ買うのを我慢します。
泥んこのお芋を持って帰ってくるので、汚れてもいい布袋を作って子どもに持たせます。

さて、当日、わたしゃ、欲ばりかあさんですからね!
子どもだって入っちゃうような、大きな大きなズタ袋を、鼻歌るんるんジャージャー縫って、娘に持たせます。

わが子は欲ばりかあさんの娘ですからね!
大きな大きなお芋、ズタ袋いっぱい掘って、鼻息荒く袋をひきずって帰ってきます。

おお!よくやった。わが娘!
ご近所、実家に配ったあとは、いよいよ腕まくりしてのお芋料理。
ふかして食べ、焼いて食べ、トン汁にいれ、コロッケに入れる。
その日から一週間ばかり、もう結構、ゲップ!というまで、サツマイモ料理が続きます。

中でも忘れちゃならないのはスイートポテト。
生クリームをちょっと入れると、甘くてほんとにおいしいの。
娘は毎年ちゃんと覚えていて、今年もスイートポテト作ってね、と何日も前から約束します。
だから、まっ先に作ってあげる。
次の日のお弁当の隅っこにもチョンと入れて、昨日のうれしかったことを振り返って…。

次の日、娘はうれしくってうれしくって、スイートポテト作ってもらった、とお弁当箱を先生に見せました。
「みなちゃん、お菓子を持ってきてはいけません」

わたしたちの盛り上がり気分がシュンと消えた瞬間です。
今ではそれも思い出だけど…ね。
(2004年11月掲載)


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