◆顔・カオ・かお
この絵本、近くに寄ってトクとご覧あれ!
木の芽たちの顔・カオ・かお。
春の息吹を感じます。少し離れて耳を澄まして!
小気味いい音に、春の訪れを感じます。息をひそめている春、もうすぐやってくる春。
◆二才の子どもたちも
背表紙には「4才から楽しめます」の文字。
いえいえご謙遜。お話会では2才の子どもたちもうれしそう。帰りにはきっと、おかあさんと木の枝のぞいたり、一緒に唄ったりするんだろうな。パッパッパッパッとね。
ひとつの絵本で、季節に気づいたり、小気味いい詩の存在に気づいたりする。
何が入口になるかわからない。文学の入口、芸術の入口…楽しいことの入口。
(2004年2月掲載)