◆これ、もうしょうがないですね!
わたくしも、もっとヒッソリとした絵本をご紹介したかったのですが。
クリスマスはイエス・キリストの聖誕祭だ!とか、もっと厳かに!とか言ったって始まらない。
かわいいものはかわいいし、おかしいものはおかしいのです。
クリスマスの底抜けな明るさや、待ち遠しさ、ワイワイと心はやる気持ちが、このノリノリで、開き直っている絵本の中から湧き出してくる気がいたします。
◆ヒヨコの姿・子どもの姿!?
五羽のヒヨコの天真爛漫な姿!よいですね。
おかしいのだけれど、切実にお願いしている姿が胸を打ちます。
子どもにとって、サンタさんがくるかこないかは切実ですものね。あんなだよね。
いっぽう、めんどりかあさんはドーン!と自身あり気でよいですね。
かあさんってうのは、本来あんなふうであるべきなんですね。
「だいじょぶだいじょぶいい子にしてればサンタさんはちゃんとくる」
◆どうぞ、読んでみて!
そして、わたしを呼んでみて!
こんな家族のクリスマスパーティにお呼ばれしたい。
はまった方は、『ピヨピヨ スーパーマーケット』もご覧ください。
(2008.12月号掲載)