◆お気入りのぬいぐるみのような絵本
どんな絵本が創りたい?と、聞かれたら、間違いなく『くまのテディちゃん』と、答えます。
1才の子どもだって、ちゃんとわかって、大のおとなだってナデナデしたくなるに決まってる。
ネンネのときにも連れてきたくなる本で、…まるで、ぬいぐるみをひっぱってくるみたいにさ。
でも、決して甘くないんだよ。
懐かしくって、シンプルで、いつまでだって愛されて…、わたしゃそんな絵本が創りたいのさ。
◆自分のことも話たくなるの
テディちゃんが持っているのは、きいろいつりズボンでしょ。
あかいゾウのついたしろいエプロンでしょ。
ほかにも…ね。
テディちゃんは持っているものをひとつずつ、みせてくれます。
読んでもらった子どもたちは、テディちゃんのお友だちになって、自分のズボンやエプロンも、テディちゃんに見せてあげたくなると思いますよ。
◆わらべうた「くまさん」
くまさん くまさん まわれみぎ
くまさん くまさん りょうてを ついて
くまさん くまさん かたあし あげて
くまさん くまさん さようなら
大縄で遊ぶあそびうた(わらべうたの一種)です。
お人形を使ったり、子ども自身が、この動きをまねても楽しいと思います。
『くまのテディちゃん』を読むと、このわらべうたを思い出します。
かわいいんだもん。
(2006年5月掲載)
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