◆ふつうの折紙絵本とはちょっと違う!
長野ヒデ子さんの「はじめてのあかちゃんからのおりがみえほん」です。
でもね、この折り紙は、ちょっと一味変わっていますよ。
折り紙を半分に折って・・・チョキチョキ切って・・・絵も描いて、ほら!かわいいにゃんにゃんになっちゃった。
◆にゃんにゃんで遊ぼ!
にゃんにゃんは首を曲げたり、足を曲げたり、どんどん表情をつけて、ごっこ遊びを楽しむことができるのです。
『にゃんにゃん』の中には、同じように作った「赤ちゃん」と「ママ」も登場して、かわいいストーリー絵本になっています。
絵本として読んでも、もちろん楽しいし、(眺めているだけでも楽しいし)、なにより親子で、もちろんお話会でも、遊びが広がりそうな絵本です。
◆絵本『わんわん』も!
わたしはねえ、『にゃんにゃん』が長野ヒデ子さんらしくて好き。
◆ご自身の子ども時代を反映して
作者の長野ヒデ子さんは新しい作品を生み出され続けています。
最近の作品からは、お孫さんを包み込む優しい眼差しを感じます。
その一方で、ご自身の子ども時代をぐんぐんと思い出されていらっしゃるような、そんなエネルギーも伝わってくるのです。
(2008年7月号掲載)
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