◆子ども時代が詰まった絵本
一番好きな本はなんですか?と聞かれたら、迷わず『しんすけくん』と答えます。
この絵本には、「子ども時代」(そんなもんがあるとすれば)が、まるごと詰まっていますからね。
◆見せて見せて!
小学生、とくに中学年のクラスには大人気です。
読み終えると、子どもたちは、必ず「見せて見せて」と、集まってきて、まるで、新しい転校生を迎えたようなにぎやかさになります。
きっと、「しんすけくん」が、絵本を通して、どんどこ自分をさらけ出し、子どもたちも、その潔さに引き込まれているうちに、ついつい、自分をさらけ出したくなるのでしょうね。
◆お楽しみもたくさん!
しんすけくんの好きな歌をつくったのは?…あっと、驚く作詞作曲者です。
しんすけくんが昨日見た夢を描いた絵は?…子どもたちは、すぐに答えてくれますよ。
◆ちっぽけで、でっかい、「子ども」という存在
子どもっていうのは、ひとりひとりちっぽけだけど、その中になんと、でっかいもんが詰まっているのかと思わずににいられません。
大人のみなさん、ここで質問です。大きな地球とぼくのへそ、どっちがでっかい?
答えは『しんすけくん』が教えてくれますよ。
(2003年7月掲載)
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