◆ぞうのうんち
ぞうは毎朝自分のうんちを数えます。
毎年ひとつずつ、ぞうのうんちは増えていって…、人生を折り返したぞうは自分の「人生」に気づくのです。
◆生命の息吹
先日久しぶりに出かけたポレポレ文庫で、小学生のおねえさんが読んでくれたのが、『ぞうのさんすう』でした。
わたしは、まだ、ミルクのにおいを振り撒いている若い命たちと一緒に膝を抱え、凛と透き通った若い声に、この絵本を読んでもらいました。
生きるっているのはこういうことだよ、と生命力溢れる命から教わったようで、涙がこぼれました。
(2004年4月掲載)
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